(仮訳)形態および系統解析により支持された新種Dentipellicula austroafricana
Chen, J-J., Shen, L-L. & Dai, Y-C., 2015. Dentipellicula austroafricana sp. nov. supported by morphological and phylogenetic analyses. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2015/00000130/00000001/art00004 [Accessed November 24, 2015].
【R3-02409】2015/11/24投稿

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3行まとめ

南アフリカにおいてイチジク属植物の炭化した枝に発生した菌を検討し、Dentipellicula austroafricanaとして新種記載した。
本種は子実体が背着生、密な軟らかい刺を有し、1菌糸型でシスチジアを欠き、小型で粗面の担子胞子やシスチジオールを有することなどで特徴づけられた。
また、Dentipellicula属3種の検索表を掲載した。
South Africa, KwaZulu-Natal Province, Durban

(新種)

Dentipellicula austroafricana Jia J. Chen, L.L. Shen & Y.C. Dai
語源…南アフリカの
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Dentipellicula taiwaniana
子実体が一年生
軟らかい刺を有する
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり南アフリカではなく中国などに分布する
本種と異なり子実体が背着生ではなく半背着生
本種ほど刺が密に生じない
本種より担子胞子が長い
本種と異なりシスチジア(グレオシスチジア)を有する
本種より子実体形成菌糸層の生殖菌糸の幅が狭い
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Dentipellicula leptodon
子実体が一年生
軟らかい刺を有する
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり南アフリカではなくカナダなどに分布する
本種と異なりイチジク属ではなくカバノキ属植物などを宿主とする
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種と異なりシスチジア(グレオシスチジア)を有する
本種より子実体形成菌糸層の生殖菌糸の幅が狭い
本種と異なり子実体形成菌糸層に粘質生殖菌糸を有する
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される